一般社団法人八千代青年会議所

一般社団法人八千代青年会議所

2021年度 理事長所信

理事長 井田 祐貴

スローガン:緑の中に・・・

「自覚」と「覚悟」~すべては未来のために~

1972年、明るい豊かな社会を実現しようと情熱を持った青年たちの手により誕生した八千代JCは、半世紀の長きに亘り地域社会の発展に貢献し続け、本年「創立50周年」という節目の年を迎えることになります。創立以来、運動を支えていただいた地域の皆様や関係諸団体、そしてご尽力いただいた先輩諸兄に感謝をするとともに、先輩諸兄の篤い想いをしっかりと継承し、未来の希望でもある次世代に繋いでいかなければなりません。 2020年に突如発生した新型コロナウィルス感染症とそれに伴う社会的影響は、地域経済や地域社会にかつてない影響をもたらしています。誰もが不安を抱える時代、経験したことのない、明確な答えもない多くの課題があるなか、私たちのJC活動にとってもWEB会議導入や委員会運営の変革、例会や事業の実施方法などの変化が求められています。責任世代である我々に今出来ることは何なのか。こんな時だからこそ必要なものは何なのか。時代を先駆けてきた我々だからこそ出来ることを考え、行動することが必須であると考えます。私たちはこれからも不変的な価値を軸にしつつ、変わらないために変えなければいけないものを取捨選択し「自覚」と「覚悟」をもって新たなる挑戦をしてまいります。

未来に向けた組織運営

JCは、多種多様な業種の青年経済人が集い自由闊達な意見を交わし運動することで、時代をリードする新たな挑戦をしてきた団体です。更に、魅力的な組織であり続けるためには、会員拡大は必須であると考えます。40歳で卒業を迎えるJCの制度は、絶えず新陳代謝を繰り返し、新たな血液を送り込むことで活性化されるのです。多種多様な業種のプロフェッショナルが集うことでイノベーションが生まれ、唯一無二の団体であり続けることができるのです。 また近年では、SNSによる情報共有やインターネットの発展によるグローバル化により社会生活の変化が急速に続いている中、コロナ禍をきっかけに時代に即した会議の手法が求められています。組織運営として大切なことは、各委員会がその力をいかんなく発揮できる体制を盤石にしておくことと、小さな声を聞き漏らさないよう共有できる配慮をしながら常に大きな視野で物事をとらえ、勇猛果敢に挑戦できるJAYCEEでなければならないと考えます。

未来に向けた青少年の育成

昨今、子供を取り巻く暗いニュースには目を覆いたくなるような事例が溢れています。昔ながらの子育ての良いところ、現代において変わってしまったことは何なのか。その一つに挙げられるのが地域コミュニティの希薄化に原因があると考えられます。私が子供の頃は祖父、祖母、父、母といった3世代がともに暮らす家族構成が多く、子供の教育に関してすぐに相談し、頼れる人が傍にいました。またご近所さんともコミュニケーションが多かったと記憶しています。現代社会は核家族化が進み、コミュニケーション不足が指摘され、子を持つ親の孤立が問題となっています。次代を担う子供にとって今何が必要なのか。私たちだけで考えるのではなく、子を持つ親と問題を共有しながら解決に向けて行動することが、責任世代である私たちの使命でもあるのではないでしょうか。脈々と受け継がれた青少年健全育成事業は、常に右肩上がりでその濃度を濃く、深いものにしていく必要があります。助け合う心の大切さ、達成感、感謝の気持ち。現代を生きる子供たちが笑顔溢れる運動を展開してまいります。

未来に向けたまちづくり

毎年度更新されるスローガンの冒頭の部分「緑の中に・・・」は、八千代JCのチャーターメンバーが「八千代市は日本の縮図である」と発したことから創られました。市内中央に流れる新川、京成線沿線の市街地、昔ながらの街並み、自然を多くのこす農村地域からなる緑がこのまちの特徴であり、守っていかなければならないものであると考えられました。全国で人口減少が進むなか、このまちでは人口が増え続け2020年、ついに20万人を突破しました。これは創立以来変わらないスローガンのもと魅力あるまちづくり運動が展開されてきたからではないでしょうか。しかしながら、将来的には全国的な傾向と同様人口減少に転じるとともに、老年人口が減少期に移行したあとは人口減少が加速化するものと予測されています。現代の社会問題として、地域コミュニティの希薄化や老人の孤独死、子供の不登校やSNSによる心ない書き込み、コロナ禍による不安など数え上げればきりがありません。このような状況の中で「明るい豊かな社会の実現」にむけ、50周年を迎える本年度は先輩諸兄が築き上げてきた歴史に感謝し、笑顔があふれる事業を展開し、これからも地域から必要とされ続ける団体であるために、まちの問題をいかに解決するかを探求し続け、住んでみたいまち、住み続けたいと思うまちづくりを目指します。

未来に向けたJAYCEEであるために

私たちは、日本人として日本のことをどれだけ語ることができるでしょうか。日本人としての自覚と誇りを持つことはできているのでしょうか。私たちは今一度、この国の歴史や世界から見た日本を再確認する必要があると考えます。古来より「和を尊ぶ精神」が重要視されているのはなぜか。青年経済人として、また責任世代としてしっかりとした国家観をもち次代に繋げていくことが責務であると考えます。また、2015年に国連でSDGsが国際目標として採択され、5年が経ちました。私たちは地域に根差した取り組みに重きを置いて運動しておりますが、その先に何があるのか。世界で何が起こっているのか。今後の日本に何が必要なのか。数ある諸問題に対し、八千代JCとして、また個人としてもその解決に向けて運動に邁進していかなければなりません。まずは未来に向けた意識の共有が必要です。問題をとらえ解決していく事で自己研鑚に繋がり、JAYCEEとして活躍していくことで笑顔溢れるまちづくり、国づくりへ繋がるものと考えます。

未来に向けた会員の交流

多種多様の業種が集まることでイノベーションを起こすことは前述させていただきましたが、一歩踏み込んだ忌憚のない意見を言い合える。そんな組織にするためには互いの「心の壁」を打ち破らなければなりません。その為にも会員同士の交流は必要不可欠なものであります。互いを知り尊重しあえる関係を築くことが私たちの運動を支えていると言っても過言ではありません。こんな時代だからこそ会員同士の交流の場をつくることも必要だと考えます。

卒業生から未来に向けたメンバーのために

私は、2009年に八千代JCに入会してから多くの仲間たちと出会い、多くの経験をともにさせていただきました。今でも先輩諸兄には、叱咤激励や丁寧なアドバイスをいただいております。全力を尽くした後には、必ず気づきやスキルが身につくものです。濃密なJCライフを過ごしてきた卒業生によるメンバーに向けた篤いメッセージを届けることで、半世紀もの間、紡がれてきたJC運動が未来に繋がれていくのです。

むすびに

私たちは様々な場面で決断を迫られています。青年経済人としての決断。経営者としての決断。愛する人や子供の未来に対しての責任ある決断。JC運動の中でも役職を引き受けたものは、会の予算を費やし、想いを「かたち」として残さなければなりません。仕事や家族といる時間を費やしJC運動をしていますが、貴重な時間をどのようにしてかけがえのないものにしていくのかの責任があります。 スローガンに対しての私の想いは、一人ひとりが「自覚」と「覚悟」を持つことで自ずと私たちの目指す方向はひとつになるものと確信しております。 私は、JCの多くの仲間たちがこの想いをもって変化していくのを目の当たりにしてきました。私自身もJCに入会して変わることができたひとりだと自負しております。群馬県で生まれ育った私が、今八千代市に住み暮らす事ができているのは、間違いなく八千代JCの存在があったからです。自分のことしか考えていなかった私が今JC運動をすることができているのは、第2の故郷として骨を埋める覚悟をしたこのまちのことやこのまちの子供たちのこと、そして苦楽を共にしてきたメンバーのことを本気で考え、本気で語り合い、本気で活動している仲間たちと出会うことができたからです。2021年度、私を支えていただいている皆様に敬意と感謝の念をもち、先輩諸兄にいただいた恩を次世代のメンバーに恩送りをすることをお約束します。そして、創立50周年という記念すべき節目の年を迎えられたことに感謝し、メンバー全員が心をひとつにして「自覚」と「覚悟」を持った挑戦をしましょう。すべては未来のために。