2024年度 理事長所信
TOP MESSAGE
2024年度 理事長所信(案)
緑の中に・・・
成長 ~愛する地域と仲間のために~
一般社団法人八千代青年会議所
理事長 佐野 友亮
はじめに
一般社団法人八千代青年会議所は、本年創立 53 年目を迎えます。
半世紀以上もの長きに亘り、「明るい豊かな社会の実現」を目指して運動を展開している八千代青年会議所は、そ れぞれの時代の中で様々な運動を展開してまいりました。「新日本の再建は我々青年の仕事 である」と日本青年会議所の設立趣意書にある通り、私たち青年が自ら考え行動し、自身の 住み暮らす地域のために運動を展開することによって、必ず地域が良くなると考えます。同世代の会員が数多く所属する団体は、JC以外にはありません。JCだからできること。JCでしかできないこと。青年という 40 歳までの限りある時間を青年会議所活動に費やすのだか ら、自身のため、仲間のため、会社のため、地域のために、自身の気持ちをポジティブチェ ンジさせ、運動に邁進していきましょう。
未来を担う子供たちのために
子供たちには無限の可能性が広がっています。私たち大人ができる事は、子供たちがより 良い未来を描くためにさまざまな実体験を提供し、そこから導き出される判断材料を通じ て、明るい未来を創造してもらうことだと考えます。幼い時に体験した経験は、その後の人 生や生き方に大きな影響を与えます。私たちの記憶の中にもあると思いますが、子供たちに とっての非日常は、強烈に記憶の中に刻み込まれているはずです。私たち大人は、そのこと を深く理解し子供たち置かれている現状を学び続ける事によって、子供たちに対して常に 新しい情報と新たな体験を提供することが重要だと考えています。そして、子供たちが自ら 考えた事を行動に移すことができ、仲間と共に実際に起こした行動から達成感を味わえる ような体験がこれからの未来を描く大きな原動力となるような例会と事業を展開してまい ります。
国際感覚の提供と地域創造
青年会議所は国際的な青年団体です。約 90 カ国以上の国々に青年会議所が設立されてお り、それぞれの国や地域で様々な運動を展開しています。普段の活動の中で身近に感じる事 は難しく、青年会議所が国際組織であるという意識を持っているメンバーが少ないのが実 情です。今後 10 年先、20 年先、日本はどのようになっているのか。国内ばかりに目を奪わ れていると足元をすくわれてしまう事もあるでしょう。それは責任世代と言われる私たち メンバーだけでなく、地域を担う市民も同様です。青年会議所のネットワークを存分に活か し、地域にもメンバーにも提供することで地域やメンバーに多角的な視点を持ってもらい、 更に見分が広がると考えています。多角的な視点を持ち、国内では感じる事の出来ない様々 な価値観を理解することによって、メンバーも地域の子供たちにも好循環を与え、より良い 地域を創造していきましょう。
会員資質の向上
青年会議所にとって、メンバーの資質向上は必要不可欠なものであり、重要な要素の一つ であると考えます。より多くのメンバーとの交流や事業構築、例会構築を通じた様々な協働 作業によって、得手不得手を理解することにつながり、得意な部分は伸ばしていき、不得意 な部分はそれを克服するきっかけを与えてくれると思います。利害関係のない仲間とだか らこそ真剣に取り組み、メンバーとの交流の中で成長し、様々な問題や課題を解決すること によって責任世代と言われる私たちの責務が果たされるのだと思います。人との繋がりは 人生を豊かにしてくれるものだと確信しています。社会的な視点、国家的な視点、ビジネス 的な視点などの様々な角度から、その資質を向上させメンバーの成長を促していきましょ う。
強固な組織運営のために
組織運営の根幹は、規則やルールであり、それらを遵守出来なければ、組織運営は成り立 ちません。今ある規則やルールを徹底し、残すところは残し、変化させるところは時代にあ った形へと変化させることによって、次世代に渡って対応できる組織となることができる のです。特に定時総会は、私たちの最高意思決定機関であると同時に私たちが未来の八千代 青年会議所の目指す姿を決定する会であることを私たちは再認識しなければなりません。 青年会議所は会議を行う団体です。日常行っている正副理事長会議と理事役員会議も同様 です。実りある議論を行い、決め切る会議を積み重ねていくことで、常に八千代青年会議所 の方向性を示していきましょう。
強い執行部を目指して
会の運営を担う総務広報室は、会の屋台骨となります。その理由は、会全体の動きとすべ ての委員会が行っている事柄を把握し、それぞれの財務や広報、コンプライアンスに関わる 分野をより詳細に把握しなければならないという職責を担っているからです。財務やコン プライアンスを重視しながら、青年会議所の認知度向上を目指して八千代青年会議所のブ ランディング化を目指していきたいと考えています。八千代市やその周辺の方々に青年会 議所を認知していただき、私たちのモチベーション向上に繋げてまいります。八千代青年会 議所として行っている事をすべて把握し、内部統制をしっかりと行いながら外部にも適切 に発信していくことで総務広報室としての立ち位置を確固たるものにしてきましょう。
更なる関係構築を目指して
先輩諸氏との交流も私たち現役にとってとても重要な時間です。OB 交流会の開催によっ て、近年入会した新しいメンバーをこれまでの八千代青年会議所を築いた歴代の先輩諸氏 に紹介し、現役メンバーと先輩諸氏との関係構築により、必ず好循環が生まれると考えてい ます。そして、卒業生を送る会においては、これまで地域のためやメンバーのために一緒に 活動してくれた卒業生に対して、これまでの活動を振り返りながら感謝を伝え、卒業生の記 憶に残る卒業式を執り行います。また、私たち八千代青年会議所は、創立 50 周年を迎えた 際に 5 ヵ年ビジョンを策定し、一昨年は地域の学生団体との協定を締結させていただきま した。本年も学生との共同事業を開催しお互いの団体にとってメリットのある活動と運動 を展開してまいります。そして、昨年には一般社団法人一関青年会議所との友好 JC の締結 も行いました。互いの素晴らしい関係構築のために様々な角度から議論を重ね、今後の土台 となるような活動を目指してまいります。
出向について
私たちは大人になり、交友関係の広がりは小さくなりがちになっているのではないでし ょうか。出向は最高のアカデミーです。それはブロック協議会でも関東地区協議会でも日本 本会でも JCI でも同じです。同じ青年会議所のメンバーというだけで交流が生まれ、友情を 育む事が出来ます。青年会議所での出向は、メンバー全てに与えられている権利の一つです。 時間や距離、お金など様々な制約はあると思いますが、頑張って一歩踏み出し新たに出会え たメンバーと交流することができれば、新たな世界に出会えるはずです。出会った仲間と共 に経験した事を LOM に持ち帰り、LOM で展開することで出向の価値が更に上がっていくので す。
会員拡大について
会員拡大は、八千代青年会議所にとって喫緊の課題です。近年ではあまり聞かないような 少ないメンバーでのスタートとなることからも、本年はより積極的に組織的な取り組みが 必要であると考えます。まずは、現在所属している会員の活動に対する達成感や誇りを感じ てもらい新規メンバーを紹介しやすい雰囲気作りに努めます。そして、メンバー一人ひとり が青年会議所の代表者であるという自覚をもって活動することが大切だと考えます。昨年 度、会として新たに取り組んだ異業種交流会を本年は更に強化し、会全体で会員拡大の意識 を高め結果に繋げていきます。
終わりに
青年会議所は、素晴らしい組織であると私は考えています。その理由は、これだけ多くの 同世代の人達が利害関係なく切磋琢磨し、人生の友と呼べるような関係になる事ができる 土壌があるからです。人は人によって磨かれていきます。青年会議所で出会う事のできる 人々は、多種多様であり、通常会えないような方々でも、青年会議所のメンバーであれば、 出会える外部の人々が多い事も事実です。この出会いを享受し、人としても企業としても更 にポジティブチェンジしていくことよって、全てにおいて好循環を与えられるような青年 会議所を目指します。青年会議所に入会してから様々な人に出会わせていただき、色々な経 験をさせていただきました。八千代青年会議所の歴史と伝統を引き継いでこられた先輩諸 氏の地域に対する熱い想いを継承し、青年会議所運動に邁進させていただきます。仲間とな ら達成困難に思われるような課題にも果敢に挑戦することができ、それを乗り越えていく ことによって、さらなる成長をして参ります。